売掛債権担保融資とは

「売掛債権担保融資」とは、文字通り売掛債権を担保として実行される融資です。

もう少しかみ砕いていいますと、「借主が第三者に対して持っている売掛債権を担保にして貸主からお金を借りること」です。日本では多くの企業間取引では「掛け売り」が行われています。掛け売りとは、商品やサービスの対価の支払いが、商品やサービス販売のタイミングではなく、販売後あらかじめ取り決めた期間を経過してから行われるものです。

この商品やサービスが販売された後、代金が支払われていない状態の「商品やサービスの対価としてお金を支払ってもらう権利」を「売掛金」といいます。本件の売掛債権担保融資は、融資を行う際に、「仮に融資の返済が滞った場合、差し押さえさせてもらう」対象としての「担保」を土地や物品ではなく、売掛債権としています。この融資は継続的な売り上げがあるにも関わらず、足元は何らかの理由で資金が不足しかつ土地等の担保がない企業にとって非常に有効です。

特に金融機関から融資を受けづらい中小企業の資金繰りを助ける為、国も、金融機関が中小企業に本融資を行う際に信用保証協会が保証を行う売掛債権融資担保融資保証制度を整備しています。なお、似て非なるものとして「ファクタリング」があります。ファクタリングは売掛債権を譲渡するものです。売掛債権担保融資とは上述の通り、あくまで融資であり、融資に対する返済が行われている限りにおいて、売掛金には影響ありません。

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