売掛債権担保融資の仕組み

売掛債権担保融資とは、企業が保有する売掛債権を担保に融資を受けるシステムです。

日本の商慣習では信用取引が基本で、売掛債権を持っていてもお金が入ってくるのがしばらく後になります。しかし、中小企業など資金力に乏しいところは、このタイムラグによって資金繰りが悪くなることがありますが、売掛債権担保融資を活用することで回避可能です。担保として売掛債権を差し出すわけなので、普通よりお金が借りやすくなります。

元々アメリカなどで主流なものでしたが、近年では日本でも広がりつつあります。銀行が売掛債権担保融資を行っているほか、ノンバンクも取り扱っています。銀行だと審査が厳しくなるため、審査に通らない中小企業はノンバンクを使うことが多いです。この担保になる売掛債権は、国内の企業や官公庁を対象としたものである必要があります。海外企業への債権は該当しないので注意が必要です。この制度には根保証型と個別保証型があります。

前者は、予め決められた借入限度額の範囲で保証するというもので、後者は予め決まっている回収の金額等を基にする保証です。個別保証の場合は保証期間が一年であり、貸し付けを受けるたびに保証を申請しなければならないようになっています。この制度ではほかにも、棚卸資産を担保にした融資を受けることも可能です。棚卸資産とは、在庫や原材料などです。ただし、企業が持っている設備や車両はこの中の対象とはならない点には注意しましょう。

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